2013.08.02
温泉の原風景「論集」温泉学Ⅲ
日本温泉文化研究会が、2013年7月に出版した本
温泉の原風景と題する論集「温泉学Ⅲ」
温泉地を研究している研究者の皆さんの発表です。
2008年から一條の土蔵に大量に保存されている巻物や古文書などを
調査して頂いており、その一部の研究が掲載されています。
一條家保存の巻き絵が、この本の裏表紙になっていました。
一條家には、鎌先のみならず、広く我が国の温泉史を語る上で
欠かせない史料が他にも多数残されてる。とあります。
大発見の様なものでしょう。
その全体像については、2014年に刊行予定の調査報告書で明らかにされます。
この本の中では、一條家が所蔵する3点の史料を紹介しています。
一條の蔵に残されていた巻物と古文書だけの調査に限っても5・6年かかり
その数は、古文書だけでも600~700点もありました。
1冊¥8400 で発売されています。
まだまだその他にも、掛け軸や古本やいろんな物がありますが、
それらは、そのまま蔵の中に保存し、今回の調査がまず終えてそれから
ゆっくり。ということになっています。
蔵にある大量の史料を展示して鎌先温泉の歴史をお客様に見て頂きたいと
思っております。美術館を作る。いいアイデアでしょう でもね。
「1億あれば出来るかな」と私が言うと、温泉文化研究会の方が
「女将さん。1億では無理です。」・・・・
まずは、研究を終え、目録になって作って頂く予定なのでそれを待って
いつか・・・きっと・・・・素敵な美術館を・・・・