南三陸
南三陸に行って来ました。
車で片道2時間 遠いな~
ペットボトルの水を買い込んで「ホテル観洋」の女将さんにお見舞いに
行ったのですがまだ水道が通っていないので、トイレも仮設で紙も
流せない状態です。水道はいつ復旧するのかメドが経っていません。
水産会社も大きな被害を受け、まだ2000トンの魚の処理が残っているのを
全て手作業で行っていたり、新たに作ったばかりの工場も甚大な被害を受け
私達には想像も付かない数十億単位の被害の大きさに驚き・・・・
創業者の会長さんともお会いしお話をすることが出来ました。
昔、一條のお湯がいい。と聞き湯治に行った事があるそうです。
ここでは、何百人もの南三陸の被災者を受け入れていますが水道が無いので
川で洗濯をしていてとても可哀想なんです。
2ヶ月以上も経つのに、何も進んでいない状況に沿岸部の皆さんは不安を
覚えています。特に会社経営者には残酷です。
そして私達旅館は風評被害で苦しんでいますが業界全体で政治力が無い。
これは以前から問題視されていた事でもあるのですが・・・
今回は東北出身の政治家が政権を担う所にいない。という事もあって
東北をほったらかして政治家が原発の過ぎた事でもめているなんて考えられない
それより復興を待っている国民の為にこれから将来に向けて早く動いて~。
国民はもう天皇に頼るしかないのかも
旅館にいる被災者は、仮設住宅が完成しても移れないそうです。
義援金も届いていない。生活費はどうするのか仕事も無い。
日本の皆さんが被災地の旅館に泊まりに来てくれると、旅館は雇用を生み
地域の食材や地酒、お土産を仕入れ地域の経済に寄与します。
旅館は、従業員の寮を沢山持っています。そして食事もまかないとして提供
しているので、何も無くても旅館で働くと生活設計出来るのです。
何千人も収容できる大型旅館は何百人も従業員を雇用できる。
工場などは機械化しているので人手は少なくて済みますが、旅館は機械化
出来ません。どうしても人手がいるのです。掃除。料理を運ぶ。料理を作る。
送迎バスの運転手。仕事が沢山あります。
そして沿岸部を見学に行くと、そこでお店を出す人が出てくるかもしれません。
沿岸部からはドンドン人が出て行って寂しくなっていきます。
沿岸部の人達は皆さんが津波の被害に遭った町を見てくれといいます。
子供達にも見せて置かなければいけない。と思い仙台市内の津波で壊滅した町
にも以前行って来ましたが、もっとひどい南三陸に連れて行き社会勉強。
東北の子供達は逞しくなって日本を元気にする為に頑張るんだぞ