2010.06.12
新メニューの職人技
新メニューに変わって、1週間。
毎日、「大根の桂むき」をしている料理長。
「料理長お仕事中ちょっとごめんね。」 パシャッ
トイレットペーパーの様にくるくるなっている大根・・・・
職人の仕事中に、こんな事すると怒られそうでしょ
「あっ撮られちゃった」と料理長。 ちょっと嬉しそうでしたよ
この桂むきされた大根は、どんな料理に変身すると思いますか
ブッブー 刺身のツマではありません。
「蓋物」に使用されます。
鱒の介奉書巻西京煮 (ますのすけ ほうしょまき さいきょうに) です。
かつらむきされた、大根を鱒の介に巻いて、焚くのです。
刺身のツマの様に、薄く剥いた物では、薄すぎて使えないので
大根を好みの厚さにする為に、ひとつひとつ桂むきするんだそうです。
これが、鱒の介にひとつひとつ丁寧に巻かれて、適度に焚かれ、
美しく盛り付けされて、みなさんの前に大切に運ばれます。
口に入れるとあっという間に、無くなってしまいますね~
しかし・・・料理長にすると、「作品」ですから。
皆さん、この愛情たっぷりの佐々木料理長の奉書巻き。
味わってみたいでしょう~ おなじみさんは、佐々木料理長の
「奉書巻き」食べられて、素晴らしいね。と喜んでいました。