2009.07.06
自家製梅干
老舗の一條は、昔、お茶畑があり、新鮮なお茶をお客様に
お出ししていました。昔は、お給料というものではなくて
衣食住。宿で子供の学費などを賄っていたので、今程
人件費はかからなかった。時代と共に、お茶畑も無くなり・・・
いつか復活させたい。と考えています。
一條で朝食にお出ししている「梅干」も、一條の梅林があり、
昔は、外まわりの番頭さんが、今頃になると、大きなバケツに
1年分の梅干を漬けていました。つい、ここ10年前くらいまで
漬けていました。私が、一條に来た時、興味があって手伝いたい。
と言うと、手、指がシソで黒くなくから止めなさい。と言われ・・・
現在では、近所の農家のおばあちゃんが漬けてくれています。
この梅干。今の人には合わないかも知れませんが、「昔の味」
シソと塩で漬けた今では懐かしい本当の梅干の味です。
お客様から「美味しい。買いたい。」と良く言われお分けしたり。
東北の素朴な昔の味がお薦めです。どこにも売っていません。
最近の梅干は、蜂蜜が入っていたり、食べやすくなっています。
最近の梅干も美味しいけど、昔の梅干の味もイケてますよ
一條に来たら、近所の農家のおばあちゃんが梅干を漬けている姿を
思い浮かべながら、味わってみてね