文化庁より登録有形文化財の青銅が届きました
文化庁より、桐の箱に入った青銅の楯と登録証3枚が届きました。
ズシッととっても重くてビックリ\(◎o◎)/!
今回、国の登録有形文化財の認定を受けた一條の建物は、
一條本館。湯向。土蔵。と3つの建物。
認定証は建物3つ分それぞれ3枚。プレートは1つなんだって。
同時に認定されたからなのかな
重いので何処にどのように飾ったらいいのか
是非、これからも大変でしょうが大切に保存して下さい。と言われました。
そう。お客様からも言われるんです。
宮城県内最大級の大きさを誇る、一條の本館を磨き上げるのは大変なんです。
20年位前だったかなNHKお昼の番組で一條の本館の年末の大掃除の
模様を特集で放送され、再放送も何度もされた事がありました。
年末の大掃除は、ご近所の方々が大勢来て2日間かけて行われる毎年
年末の一條旅館の行事でした。その時のTVの反響は凄かったそうです。
昔の手作りの窓ガラス1枚1枚を磨き上げる作業。(割ると二度と手に入りません)
畳を上げて叩く作業。天井を拭く作業。松の木の廊下を磨く作業。
と何十人もの人達のお手伝いによって昔から保存してきたんですね。
これからもお客様の思い出と一緒に大切に保存して参ります。
一條さんは従業員が随分沢山いるんですね。と良く言われますが
この大きな木造一部四階建ての文化財の本館を保存して清掃するの
には人手が必要なんです。沢山ある窓がピカピカですね~ と
お客様に喜んで頂いておりますが、古い物を大切に磨き上げている事は
お客様を大切にしている事にも繋がる精神。
宿泊されると経営者とスタッフ達、ご近所の人達
これを維持して来たご先祖の気持ちを感じることでしょう。
地方の人口減少が進む現代で人件費も高騰し経費の面で
正直頭が痛いところ。だからこそ、これからは手間暇かかる
事に価値を感じて下さるのかもしれませんね。