2019.08.09
文化財の個室料亭
木造一部4階建の「一條本館」は宮城県最大級を誇る国登録有形文化財です。
昔の長屋の様に個室が幾つも並び、ここの個室料亭では森の食材をふんだんに
使った「森の晩餐」が繰り広げられます‼
大正から昭和にかけて裏山から木材を切り出し、釘を1本も使わず宮大工によって建てられ
ました。昔、文化財登録をお断りして使用していましたが、
新しい「国登録有形文化財」という物が出来あまり規制されない文化財登録をしました。
鳥の声、雨音、風の音も素敵なBGMになり文化財の個室料亭の風情を引き立てているかの
様です。皆さんに愛され「後世に保存して欲しい」と言うお声を沢山頂き
先代も喜んでいる事でしょう。
消防法、建築基準法、等が時代によって変わる度に、この文化財を守る為にそれらと戦って
守り続けて来た19代目の遺志を継ぎ、令和の時代は、海外の方々にもその輝きが響き
世界中からお客様が来て下さるようになると、大勢の人手がかかるこの文化財を保存し
後世の時代にも皆様に料亭として味わって頂く事が出来るでしょう。
あの東日本大震災にもビクともせず、堂々たる姿で4階建てで建っていいる「一條本館」は
昔から「鎌先温泉のシンボル」と言われ、鎌先温泉600年の歴史を物語っている様です。